金型設計・加工技術(2/3D CAD/CAM)

金型設計は、お客様から頂いた製品図面または製品データをもとに、金型を設計し、その図面を通じて、製造現場に加工の指示をします。
金型そのものの出来を左右する、当社の要(かなめ)のセクションです。
コストや品質はもちろん、金型の耐久性やメンテナンス性、成形品の用途や性能なども考慮して、金型構造を決めていきます。
現在当社では、金型専用の3次元CADを導入して、3次元設計を推進しています。

加工技術は、金型設計から受け取ったデータをもとに、3次元CAD/CAMを駆使して、製造現場の加工機を無人で動かすための加工データを作成・供給します。
設計と製造現場をつなぐコーディネーター役を担い、金型の仕上がり品質や精度を左右する重要なセクションです。
加工面の仕上がり具合と加工時間などのコストのバランスを考えた仕事が求められます。

工作機械オペレーター(マシニングセンター・放電加工機)

工作機械のオペレーターは、設計からの図面と加工技術からの加工データを使用し、精度よく加工をしていきます。
金型が設計どおりに性能を発揮できるかどうかは、このセクションの仕事の正確さに掛かっています。
加工方法は、大きく切削加工と放電加工に分類されますが、当社ではどちらの加工も出来るような教育を進めていきます。
また、金型仕上の仕事も担当する場合があります。

金型仕上(磨き・組付け・すり合わせ)

金型仕上は、全ての機械加工が終わった部品から、加工肌の仕上げ(磨き)や組み合わせや摺動部分の調整を行い、最終的に金型に組み上げていきます。
作業の殆どが手作業になりますが、設計〜加工に至る全ての工程の最後に位置し、金型製作のまとめ役となるセクションです。
手先の器用さや繊細さもさることながら、経験に裏打ちされた考察をもとに、計算された作業をすることが求められます。

営業技術

営業技術は、見積や打合せ、金型の納品・引取などを通じて、お客様と当社各部門との橋渡し役を担います。
仕事を取ってくるだけではなく、その仕事をスムーズに進行させるための調整役として、最も気配りと経験が必要なセクションです。
また、当社の営業は、営業といえども、設計者に匹敵する技術知識や経験の豊富さを必要とし、時には設計思想を左右するほどの技術提案も求められるため、非常に難しい職種とも言えます。

開発

開発は、金型の機構や機能の設計考案、加工技術のサポート、新技術の開発など、金型づくりに関連するあらゆる技術を、さまざまな視点から見直し、考案し、実用化する、未来志向系のセクションです。
また、産学官の共同・連携も視野に入れた活動の中で、中心的な存在としての活躍も期待しています。
近い将来の、内山精工の技術力向上とユニークな会社づくりを担う、重要なセクションです。
金型の知識だけではなく、科学技術系の幅広い見識と柔軟な発想力、加えて困難を乗り越えられる意思の強さを持った人材を求めています。

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